岡山市新アリーナ|有明アーティストは来る?広島・香川・神戸と比べて予想

岡山
広告
広告

岡山市が、JR北長瀬駅の近くに最大1万人規模のアリーナをつくります。運営開始は2032年12月の予定です。

ライブ好きとしていちばん気になるのは「大物が岡山に来るのか」。いまは香川や広島まで遠征している人も多いと思います。

この記事では、市が9月28日に出した資料の中身を表でまとめました。そのうえで、香川・広島・神戸のアリーナと比べて、ライブでの使われ方を予想しています。

ニュースのまとめ|北長瀬に最大1万人、2032年12月オープン予定

出典:岡山市

鉄道チャンネルの記事(2026年10月14日)と、岡山市の発表をまとめるとこうなります。

項目内容
名前未定(仮称:岡山市アリーナ)
場所岡山市北区野田四丁目付近。岡山ドームのすぐ東側
最寄り駅JR北長瀬駅から徒歩約12分(約1.0km)
メインアリーナ最大約1万人。試合やライブでは8,000席以上
使い道Bリーグ・SVリーグ・Tリーグの試合、コンサート、展示会など
利用開始2032年12月予定

2025年11月の計画では、ライブのときの席は最大7,500席でした。今回の案では8,000席以上に増えています。

広告

まわりのアリーナと比べる|香川・広島・神戸は1万人級

会場最大収容オープンホームのチーム
岡山市アリーナ(仮称)約1万人2032年
12月予定
トライフープ岡山
岡山シーガルズ
岡山リベッツなどの利用を想定
シゲトーアリーナ岡山1万1千人2005年トライフープ岡山
あなぶきアリーナ香川1万人2025年香川ファイブアローズ
広島グリーンアリーナ1万人1994年広島ドラゴンフライズ
ジーライオンアリーナ神戸1万人2025年神戸ストークス

シゲトーアリーナはライブでは使われません。

北長瀬にできるアリーナには本当に有名アーティストは来るのか?

ライブ好きの私にとって1番気がかりなのは、既にある神戸・広島・香川でばかりライブを行い、岡山は来てくれないのではないかと心配しています。実際どうなるのか考えていきたいと思います。

岡山の強み

1番と言っていい強みがおそらくこれでしょう。

中四国からの列車が岡山に集まるです。

山陽新幹線は全列車が岡山に停まります。四国からはマリンライナーや特急、山陰からは特急やくもで来られます。

広島・香川にないメリットです。

市がイベント会社に聞いたところ、四国・山陰だけでなく関西まで商圏になる可能性があり、市場は広島と同じかそれ以上、という答えでした。

中国地方はコンサート会場が足りず、開催の希望は多いそうです。

岡山の弱み

香川・広島・神戸には、すでに1万人級があります。広島では、広島駅近くの二葉の里地区で新しいアリーナの構想も進んでいます。

はっきり言って岡山は出遅れています。

同じ聞き取りでは、中四国で8,000席以上を埋められるアーティストは限られる、とも言われています。

広告

アクセス面は大丈夫か?

ライブが好きな人はよくわかっていると思いますが、ツアーを行う際に人気になる会場は「人口が多い都道府県」か「アクセスが良い会場」が人気になります。

人口においてはどうしようもないので、今日は無視します。

アクセス面ですが、北長瀬駅から徒歩12分程度の場所に建設予定です。

これを他の会場と比較したときには、以下のようになります。

会場最寄駅
から徒歩
新幹線駅から備考
岡山市アリーナ12分JRで1駅
ジーライオンアリーナ神戸15分バスで20分ハーバーランドが近い
神戸ワールド記念ホール5分地下鉄とポートライナー
で25分
神戸空港が便利
広島グリーンアリーナ 5分路面電車で7駅周りが繁華街で店が多い
あなぶきアリーナ香川5分岡山駅が最寄り最寄り駅が高松駅
大阪城ホール5分JRで5駅
マリンメッセ福岡A館15分バスで20分
エコパアリーナ20分JRで1駅「こだま」のみ停車
サンドーム福井20分シャトルバスで15分北陸新幹線

特にライバルでなるであろう広島と香川のアリーナを見ていきます。

広島グリーンアリーナと岡山市アリーナの比較

新幹線駅からのアクセス

会場最寄り駅まで本数
岡山市アリーナ岡山駅から北長瀬へJRで5分。約15分に1本
広島グリーンアリーナ広島駅から路面電車で約15分。5〜10分に1本

電車降りてからの会場の距離は広島グリーンアリーナの方が近くて便利ですが、岡山は新幹線からそのままJRの在来線を使うので、乗り換えが広島より楽です。

アクセス面はほぼ同じ位でしょう。

列車できやすい層

・岡山は先程の述べた通り関西、四国、山陰からの人たちが来やすいです。

・広島は同じく関西と福岡、山口の人たちが特に来やすいです。

関西の人にしてみれば、広島より絶対に岡山の方が近く来やすいはずなので、ここは広島より優位な点になってます。

関西以外では、人口の多い福岡の人が広島で、広範囲をカバーしているのが岡山と言えそうです。

結果

そもそも、広島と岡山の人口では広島の方が多いので、最終的なライブの申し込み者数は広島と岡山ではほぼ同等になるのではないかと考えられます。

あなぶきアリーナ香川と岡山市アリーナの比較

新幹線駅からのアクセス

これは圧倒的に岡山市アリーナの方が便利です。

列車できやすい層

岡山は先程の述べた通り関西、山陽、山陰からの人たちが来やすいです。

香川は四国の人たちが特に来やすいです。岡山ほどではないですが山陽や関西の人も比較的応募する地域と思われます。

結果

ライブの行きやすさで言ったら、岡山の方がやはり優位になると思われます。

気がかりな点

周りにアリーナがありすぎる。

岡山の隣県のアリーナの状況は、神戸が2つ、広島が1つ、香川が1つとなっています。さらに広島が現在新アリーナを作ろうとしています。

全国ツアーなどでは近い地域で2つ会場に選ばれる事は極めて稀なことです。

わかりやすく言うと、「大阪城ホール」でツアーがあるとしたら、「神戸の2つ」が選ばれる事はほぼないです。

中四国と神戸でツアーの誘致合戦が行われるかもしれません。

アリーナの周りが

岡山市アリーナの建設予定の北長瀬は、隣県のアリーナと比べてお店などが少なくあまり栄えていません。

会場周辺
ジーライオンアリーナ神戸TOTTEIという整備された公園内
ハーバランドや三ノ宮駅が徒歩圏内
広島グリーンアリーナ繁華街がすぐ近く
あなぶきアリーナ香川高松駅のすぐ近く
岡山市アリーナブランチ北長瀬

ライブの満足度を上げる上では、周辺の環境も非常に重要です。

他県に比べると岡山市アリーナの周辺は寂しいです。アリーナが完成すればお店も増えるかもしれませんが、現状は盛り上がってはいません。

広告

スポーツが多すぎて、ライブは少ない?

市の追加調査では、1年の使い方を次のように試算しています。

使い方年間の想定稼働率貸館収入
プロスポーツ36試合(Bリーグ18+SVリーグ18)15%約4,050万円
コンサート40公演(20週末)22%約2億8,000万円
展示会・イベント平日は月4日+空いている土日21%約9,360万円

いちばんお金を生むのはコンサートです。運営する会社は30年間、施設を回して稼ぐ立場なので、ライブを入れたい理由ははっきりあります。

ぶつかるのは秋〜春の土日

表が各スポーツのシーズン期間です。

競技チームリーグシーズン期間
バスケトライフープ岡山(2部)Bリーグ9月〜5月
バレー岡山シーガルズSVリーグ10月〜春
卓球岡山リベッツTリーグ7月〜3月

トライフープ岡山は、いまはB.ONE(2部)です。もし将来B.PREMIERに上がれば、試合数は市の想定(Bリーグ18試合)より多くなります。

ここに注意
試合数・公演数は、市の追加調査の試算です。実際にどれだけライブが入るかは、2027年10月に決まる運営会社しだいです。

どんなアリーナになりそう?

岡山市が公開してるイメージ図になります。

外観

出典:岡山市

内部

出典:岡山市
出典:岡山市

現在は具体的なアリーナのデザインは決まっていませんが、公開されたイメージ図から予測すると、佐賀県の「SAGAアリーナ」または東京の「トヨタアリーナ東京」のようなアリーナになるのではないかと予想します。

SAGAアリーナ

最大収容8,400人
ライブでの収容人数7,500人
出典:SAGAアリーナ

トヨタアリーナ東京

最大収容10,000人
ライブでの収容人数8,000人
出典:トヨタアリーナ東京

プロスポーツでメインに使われながら使用する点と、規模も岡山市が想定する最大収容10,000人でライブの収容人数が8000人程度になる点でも上記の2つのアリーナと非常に似ています。

1階のスタンドの一部は可動式となり、収納することができるタイプになると思われます。

そのため、ライブではアリーナ席が増えて、かつ臨場感が味わえるアリーナになると予想します。

最終的な私の考え

上記の予想するようなアリーナが北長瀬にできるのであれば、市の計算通り有名アーティストを誘致できる可能性は十分にあります。

しかし、市が想定するような年間40公演にも及ぶライブが来るのは難しいと考えます。やはり全国ツアーなどができるアーティストはたくさんいるわけではなく、広島・香川・兵庫と会場の取り合いになるのではないかと思います。

最初の1〜2年目は新しさや話題性で何組か来ると思われますが、その後は最初ほどの勢いはなくなるのではと思います。

このライブツアーの取り合いに勝つには、ライブでの快適性や集客が見込めるアリーナにしないといけないと思います。以下のような点は、今後のアリーナ作りでは絶対に必要だと思います。

  • ライブでの席数を減らさない設計
  • ライブ設営のしやすさ(トラックが中まで入れる)
  • グッズ販売エリアまでを想定した設計
  • 音響の良さ
  • アリーナ周辺の過ごしやすさ

この辺をクリアすると岡山にも有名アーティストは来てくれると思います。

私の理想

ここで勝手な私の理想のアリーナについて述べさしてください。

私の理想としては、もっと北長瀬駅からもっと近いところに作って欲しいと思います。無理なことを言うと岡山ドームを取り壊してでも近づけて、大きいアリーナを作る方が良いかと思います。

10,000人規模のアリーナも全国にたくさんあるので、少し大きめな1万2000〜3000人が収容可能なアリーナの方が貴重な存在になるので、他のアリーナよりも優位になる特徴的なアリーナになると考えています。

今回はライブの面からでのみ話してるので、スポーツ面から見ると過剰なサイズになるのかと思われます。

もっと将来的に

もっと理想的な話をすると、今サッカー専用スタジアムのほうも話題になっていますが、このスタジアムをライブでも使える前提のスタジアムにするのが最も良いと考えています。

現在サッカー専用は20,000から30,000人収容で考えており、これをライブでも使えるようにすると、どこにも負けないライブ会場になると思います。

現在、日本には20,000人から30,000人規模のライブ会場が「GMOアリーナさいたま(旧:さいたまスーパーアリーナ)」ぐらいしかありません。アリーナの次のサイズがドームなので、集客する人数が変わりすぎます。

アリーナとドームの間のサイズの会場を作れると一目置かれるライブ会場になると思っています。

まとめ|岡山がツアーの候補に入る

  • 北長瀬に最大1万人のアリーナ。ライブでは8,000席以上、2032年12月の運営開始予定。
  • アクセス・集客面では十分にライブの誘致は見込めそう。
  • 大物は来そう。ただし香川・広島・神戸との取り合いになる。
  • ライブは市の試算で年40公演。秋〜春の土日はスポーツとぶつかる。

※2026年10月時点の岡山市の公表資料(実施方針案・要求水準書案・追加調査)、鉄道チャンネルの記事、各アーティストの発表にもとづきます。「予想」は筆者の見立てです。

出典:鉄道チャンネル/岡山市「アリーナ整備運営事業に関する実施方針(案)及び要求水準書(案)の公表について」

タイトルとURLをコピーしました